格安でダイワのファインサーフ30(先々々々代くらいの投げ釣り専用リール、04年発売)を落札した。表面に激しく傷はあるけど回転は良好ですと。表面に激しく傷があるような扱いのオーナーが、19年間リールの回転を維持できるはずがないとはわかっていた。
発売後19年たったリールとしては、むしろ外観は並レベルと言っていい気がする。これはマジで機関良好なのか・・・?と思ってハンドルを回すと、多少のシャリ感こそあるが27号のオモリをぶら下げることを考えれば気にならないレベル。だが問題はここから。
おびただしい量の砂だ。普通の釣り人なら、投げ釣りにおいて最も警戒するのは砂の混入であるから、よっぽど無頓着なオーナーだったに違いない。
スプール裏に砂を混入させるには、マジで砂浜に直接置くしかないはず。この扱いでまだハンドルが普通に回るというのは、ダイワの技術力の賜物に他ならないだろう。
ラインガードが砂まみれになったら、手感がざらざら過ぎて絶対直したくなるはずなんだが。御多分に漏れずタバコ臭いし、前オーナーを砂に埋めたくなってきた。
ラインを全部取ったら塩が現れる。
粘土質と化したグリスにまみれた可哀想なラインローラー受け部。
ラインローラーはもちろん回らないし、外すためにペンチが必要なレベルだった。
これで機関良好とはいかに・・・
予定
- 全バラシ
- 洗浄・グリスアップ
- 塗装
部品がもうこの世にないから大したことはできない。