何かハンドルが完全に回らなくなった。
ダイワではバスにラインナップされてるとはいえ、ソルト対応ってしっかり書いてあるし、そもそもイージスって守備強そうな名前だよな。前回テンヤで活躍したあともしっかり水洗いしたはず。このイージスは2019年購入だったか?だが、長期在庫品としてえらく安く売っていたものであり、6年くらい放置されていたものなのかもしれん。つまり8年分のダメージがあった可能性あり。
マグシールドなのでもちろん分解不可なのだが、ダイワに送るにしても、年に5回起用するかどうかのリールを「2ヶ月預かるかもしれません。大金かかるかもしれません」みたいなとこに預けるほど、このリールはキープレイヤーか?そもそも、ダイワの「製品売って終わらず、過剰なアフターサービス・メンテナンスで金を取ろう」という態度が気に入らないというのもある。
これくらい自分で何とかしてやろう。
まずスプールを外したところ。
ここで直るようならスプールシャフトに細糸の切れ端が溜まってるとかなのだが、意外とキレイなもんだ。長くなりそうだな。
まずシャフト上のやつを外す。この辺のプラスチックカラーを、よりマニアックな方はベアリング化したりするのかな?
六角のやつを外すといよいよここからは保証外という感じ。はなから保証される気はない。このまま進めていく。
この時点でハンドルが回るようになる。渋めだけども。
なんとも無惨な姿に。写真を残しておかなきゃ元に戻せないレベルだ。マグオイルは拭いちゃったので、もうこのリールはマグシールドではないね。
この状態で回してみると、シルキーとまではいかないが、普通にハンドルが回る。ダイワアンチの戯言だと思っていたけど、やはりマグシールドはマグオイルの劣化によって、ある時点からメリットよりむしろデメリットが大きくなるのだろう。
とりあえずクリーニングしたあと、普通の注油をする。
さて、マグオイルを失ったここらへんはどうなったのかというと…
↑ここまで戻すと回らなくなる。なぜかというと、マグオイルがなくなったので、ただの磁石と金属板だけの状態となり、駆動部が普通に「ひっついて」しまうからだ。マグオイルを吸着していた磁石部分を切除しなければいけない。
もう3万クラスのリールの内部部品とは思えない状態だ…
雨水やシブキを内部に侵入させないため、申し訳程度に給脂しておく。
見慣れた姿に戻ってきた。
注油。
写真があったおかげで完璧に戻せた!
よっしゃ!ちゃんと回る!
でも何かちょっと重い感じがする。下の方を開けてギアも見てみないといけない?
こうやってまた1つ工具が増えて技術レベルが上がっていく…