0‐2
このクラブのフットボールフィロソフィー「走る・戦う・規律を守る」は、表面的なスローガンに過ぎないか、あるいは戦術を理解していないが故の誤用であることが明らかになった。
前々節の鳥栖戦では、DFからボランチへの最初の繋ぎの一歩目で相手のプレスに捕まり、防戦を余儀なくされた。しかし、結果的に亀が功を奏し、かろうじて勝ち点3を獲得できた。
長崎戦の前半は、“撒き餌のパス”で相手の守備を誘い出し、相手に守備免除の選手がいた幸運(まあ最後にジャッジを味方につけて仇となったが)もあって、中央に相手を引きつけて、相手DFライン前にスペースを創出する場面が増えた。しかし、鳥栖戦以上に相手中盤の能力が高く、そこでボールを失えば押し込まれる展開も散見された。
この2試合を通じて、チームが狙っている形は明確になった。相手の最終ライン3~4枚に対して同数でアタックするため、そこから逆算して攻撃の起点を作るというものだ。実際に藤枝、熊本、山口の3連勝では、試合ごとにフォーメーションや攻め方は異なったものの、準備的ポジションをキープしつつ、撒き餌を投じ、相手を釣り出してから本命のスペースに仕掛けるという原則は一貫していた。
にもかかわらず、対外的には「守備的」と評され、監督は解任された。*1
確かに走行距離は記録していないが、ではどこが戦っていないのか、規律を欠いているのか。社長の監督批判が的外れに思える。
今節は、ボール保持を蛇蝎のごとく嫌う相手に対し、準備ポジションを取らず常に3バックの両サイドを1対1に晒すことが続き、結果的に自陣での不用意なボールの持ち方や捨て方で2失点する悪癖だけが残った。
第5節のように我々も簡単にボールを捨てて、走ってデュエルで奪い返すほうが見た目にも「アグレッシブ」ではないか?支配率が45%に落ちても、相手陣内でのボール奪取数が倍となりシュート数が20本を超えれば、そちらのほうが攻撃的と言える。
走れずトラップもできないこの社長のサッカー観(勘かも)は非常に危ういものを感じる。経営判断はどう転ぶかまだ分からないが、少なくとも前監督への批判は不可解に映る。
強化部長も所詮は中間管理職で、社長の論に逆らうのは容易ではないだろう。某戦術氏に槍玉に挙げられているが、彼には同情すら覚える。
まあもし意見が一致する2人なんだとしたら、船どころか、もう崖行きのトロッコなのかもしれない。
高木 C
高尾 C
浦上 D
戦術関係なくトラップがおかしかった。
西野 C
荒野 C-
大﨑 D
走るか競り勝つか間で受けて前向くかいいポジション取るかはしてほしい。下がってチョロチョロ遅いパス交換するだけなのは勘弁。しかもこれが禊の試合とか・・・
原 D
ノーアイデアに近いドリブルでできたピンチを味方に跳ね返してもらうも、またノーアイデアのドリブルで失点した。コーナーに向かってドリブルしてほしかった。
青木 C
白井 C
スパチョーク C
アマドゥ・バカヨコ C
田中宏 C+
宮澤 C
田中克 C-
マリオ・セルジオ C
悪いのは他の10人。
長谷川 -
良くはなかった。
白い恋人の石屋製菓、2025年4月期決算公告、純利益24億円、利益剰余金253億円、卸小売と白い恋人パーク運営の石屋商事、純利益14億円、利益剰余金46億円 pic.twitter.com/7AURRGWulL
— ありゃりゃ (@aryarya) August 18, 2025
経営に集中してくれ~~~~
*1:これが、結果が基準に達していないとか、高嶺以外が体現できないような指導の仕方に問題がありましたとかだったらわかるにせよ、サッカー観のズレって・・・サポーターフットサルレベルの素人が元日本代表に言うこと?