新しいダイアリー(5)

北海道コンサドーレ札幌と釣り

フォースマスター401を分解

綺麗な見た目をしているがハンドルがめっちゃゴロゴロするフォースマスターさん(7歳)

2016年購入なので今年で8年目に差し掛かる我が家のフォースマスター401さん。物凄くよくメンバーの入れ替わる我が家では、もう最古参となった。シマノが400番の後継機を全然出してくれないせいでもある。

ついにハンドルがゴロゴロしてきている。常にゴロゴロというわけではなく、久しぶりに手に取ると「多少力まないと動かねえな」というレベルから、回りだすとシャーシャーになっていく感じ。どうせ保証も切れているので解体してみる。

この図面の75番、77番、78番を外すとサイドプレートが開く

ルアーのベイトリールと違って、スプールを外すことにも一手間が必要。サイドプレート側から見えているビスと、内側の黒い部分に見えるビスを器用に外していく必要がある。

図面上の75番

111番×3を外すとスプールが取れる

斜めにドライバーを指すしかないような場所ばかりなので、精密ドライバーでやった方がいい。今回はボディにドライバーを擦りながら、1000円くらいの安いドライバーセットで何とかなったが、ボディに傷つけたくないならお勧めできない。

スプールに手が届いた時点で、軸を持って手で回してみると、スプール単体の回転の重さに気づく。ハンドルが重いという症状であったが、実はハンドル~ギヤ組までは問題なく、スプールとそれを挟むベアリングの回転に問題があることが分かった。

ハンドル側も分解してみたが問題なし

ハンドル側はありふれたベイトリールと同じ構造をしている。こちらをある程度まで外してみたが、多少汚れている程度で回転性能に著しい不調を与えるような問題点は見つからなかった。試しにスプールなしの状態でハンドルだけつけて回してみると、回転が問題ないレベルまで回復していた。

メインギヤ側軸受けのボールベアリングに注油

ということで、軸受けを対処していく。ここのベアリングを新品にすれば完璧だったのだろうが、そんな想定はしていなかったため、在庫がない。今回は高粘度オイルで保護してやるだけにした。ストッパーを外せばベアリングがポロっと取れるところまでは来ていたが、洗浄ももっと時間のある時にやることにする。

ちなみに交換する場合は8×12×3.5のベアリングを買えばよい。ミネベアでOK。

サイドプレート側ベアリングはゴミを拭き取って注油

こちらも新品にするなら3×10×4を買えばOK。

奇跡的に躓くことなく最後まで組み戻すことができたのでハンドルを回してみると、スプールがついていなかった状態とほぼ同じ手感になった。オイルが流れたり揮発したりするだろうから短期的な回復だろうけど、とりあえず使えるレベルに戻せた。

電動動作も問題なし。2号200mサイズをダイワかシマノが出すまで、粘り強く使っていこう。