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オシアコンクエストリミテッド201PGレビュー

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オシアコンクエストリミテッド200PG/201PGは、鯛ラバに特化した超ローギアモデルである。購入して1年が経過した。

スペック

ギア比: 4.8
自重: 290g
最大ドラグ: 6.0kg
巻上げ長: 60cm/1回転
PE糸巻き量: 1号440m, 2号200m

主な搭載機能

  • HAGANEボディ・ギア
  • マイクロモジュールギア
  • インフィニティドライブ
  • シンクロレベルワインド
  • フォールレバー

良いところ

コンパクトな丸型である

タイラバのような等速直線巻きに最も重要なことは何か?それは巻きの安定感である。一般的にロープロタイプでは潰れた楕円形状ゆえに、12時・6時の位置と3時・9時の位置では回転速度がブレやすい。一方、丸型は(安物を除き)金属削り出しで作られており、円筒形状なのも相まって等速巻きではメリットがある。

このオシアコンクエストはそれだけではなく、ボディ全体のコンパクトさのおかげでパーミングしやすいので、丸型の弱点である持ちづらさも一定のレベルで解消できていると感じた。自分の手は同世代の女性レベルで小さいが、201サイズならパーミングして違和感がない。

七色のフォールが可能

シンクロレベルワインドを装備しているため、巣のレベルでフォールが速い。これは例えば水深60m以上を攻めているが船が高速で流れているとき、船長の狙い通りのポジションに落とすという事がやりやすい。ポイント1つに対して1流し目しかヒットしない活性のとき、誰よりも速くルアーを魚に見せられるというメリットもある。

オシコンリミテッドはそれだけではない。フォールレバーを搭載しているため、速度に変化を付けながらフォールできる。タイラバでもジギングでも、「見せ」の速度変化で当たるか当たらないかは結構変わるので、これがサミングではなくメカでできるというのはデカい。再現性が全く異なるからである。

巻き速度の安定感

PGモデルなのでギア比が低いため、巻き速度にブレが生じにくい(ギア比1:7.2のものと比較すると、「1ブレ」が巻き速度に影響する割合が2/3になる)。

ギア比の低さは回収速度が低いというデメリットもあるが、タイラバやジギング程度の負荷ならば回収時間1.5倍になろうと大した事はない。というか、積分すればローギアもハイギアも、同じ重さを同じ距離巻いたときの負荷は同じである。

巻きのパワー感

win-as-a-team-cs12.hatenablog.jp

一般的なPGのメリットの1つであり、物理的に当たり前の事だが、トルクがあるので、(あくまで時間あたりの)ファイトが楽。ファイトでなくとも重い道具を使うとき、例えば60号ビシのウイリーシャクリとかも楽にできる。

パワー「感」とした理由は、ターゲット内の釣りではパワーで不安を感じないだけで、スペック上向いていない釣りもある。例えば、同じビシの釣りでもPE4号100mを巻いて80号ビシを垂らし、青物ダブルがあり得る釣りをしますかというと、しない。

悪いところ

わずかに重い

金属ボディだしギアも合成優先だししゃーない。

値段が高い

しゃーない。