繊細さのない豪快な釣りで、パワー重視の多少強引な使用に耐えるロッドが欲しいと思っていたが、4桁の安物だと強引な使用はできるけどすぐ壊れるし、中価格帯がなくて次はもう3万なので、せっかくの性能なのに万一を考えて荒っぽい使用はしたくなくなってしまう。じゃあ作るしかないね。中深場(150号)と泳がせ(100~120号)も兼用したい。よって錘負荷は80~150号あたりで。
ブランク
高密度Bグラスソリッド1600mm元10mm先1.6mm
高密度ゆえにかなり重い。手持ちはほぼできないだろうし、やらない。
バットジョイント2ピースにすることで、シエンタファンベースの後部座席に積むことができる。
配色は白赤金黒でハイコントラストに。大物竿はダサいくらいに派手であるべきである。
バットはグラスパイプ+グリップテープ+エンドキャップのシンプルなもの。
ガイド
オールステンレスフレームSiCガイド
トップ:PHNST10
PHBSG8×2
PHBSG10×2
PHBSG12
PHBSG16
PHBSG20
目感ロッドなので、ガイド数は多くなくて良い。かわりに、強度は必須である。曲がりが大きくガイド数が少ないロッドになるから、ガイドに高さが必要。以上から考えてHBガイドにした。
グリップ
DPS BFSDリールシートの22を使用。
グラスパイプが太いのでリールシートも必然的に太くなる。
製作期間
昨年夏に材料を揃えて以降、8月末のワラサ釣りに向けて簡易なコーティングで急ピッチで作成したが、そのワラサ釣りは台風で中止。
冬はロッドビルディングのオフシーズンなので、2度の金目鯛釣りにはタックルベリーで1944円で買った竿で対応したので使わず。
今年に入って安定して25度以上出るようになってまたコーティング。実用的な硬度になった。
だいたい合計すると5日くらいの作業でできている。原価と作業費計算すると、売ったら7万超えだな…