手元の記録によると川釣りは実に6年10ヶ月ぶりとなるらしい。15年前くらいは毎週末に堀株川や余市川に入釣していたのだが、函館に越し、東京に越し、といつの間にか川から離れていた。この度たまたま北海道に帰る用事があり、ニセコに拠点を置いて2つのポイントに入った。
7/19 倶知安町内の小河川
真狩川の本流で虹狙いでいたが前日までの濁りが取れず、別の細めの川を選んだ。ルアーロッドは車に残し、餌釣りのみで出発する。同行者のガイドにより笹藪を分けいって進むと、小さな滝の落ち込みポイントが現れた。ここは滝の上に1人、滝の下に1人入れる所で、空は木が覆い、川幅は3m程度という小場所であり、交代しながらの釣りになる。尺はおろか40upすら狙えるとのことだったが、錆びたカッターなどが発見され、先行者に釣りきられていないか心配になる。だがそれは杞憂に終わり、2投に1回は確実にアタるほどの魚影の濃さだった。わずか1時間弱で、3人でヤマメ・オショロコマあわせて17匹をあげた(それ以外に新子はリリース)ところで終了とした。
7/20 ニセコ町内の中河川
同行者の知り合いの私道を通ることを許可してもらったが、その知り合いの息子ら(札幌市在住)の足が遠のき、私道のほぼ全てを笹、イタドリの藪が覆ってしまい、20分くらいかけて500mを進む過酷な入渓となった。車で行ければ30秒なのに。しかしながら、さすがにこれだけの苦労をして入っただけあり、水量、濁り方に申し分なく、変化に富んだ形に加え、川幅もそれなりにある超一流ポイントに出会うことができた。ここでも同行者その2(というか嫁)は一投目からヒット&バラしと、凄まじい魚影の濃さを感じる。餌のブドウ虫にも慣れ、ハリス切れにも一人で対応できるということで(頼もしい)、自分は餌釣りの道具は入口に残し、ルアーロッドのみ装備して下乳まで川に浸かりながら釣り下がることに。
しかしここでアクシデント。数投してスプール下に糸が絡んでしまい、スプールを外して処理しようとしたら、手を滑らせてリールのフタを川に落としてしまった。潜って拾うことも考えたが、もしこんなので溺れて死んだら笑えない。しょうがないのでフタを失ったリールでこのまま続けることにする。フタがないことによるデメリットはまずドラグが全開でゆるゆるなこと。そして竿を横向きに振るとスプールが飛んでしまうことである。右手でロッドを握りながら左手でスプールを抑えながらキャストし、流してる間は常にロッドを直上に立てているという奇妙な釣りだ。当然、キャストは2割くらいしか成功しない。貴重な成功キャストも、竿が立っている(卑猥な意味はない)のでスプーン、スピナーはすぐに浮いてきてしまう。なるほど、ヘビーシンキングミノーの出番か。ということでD-コンタクトを早くも起用する。アップクロスに投げてチョンチョンとトゥイッチしながら1秒1回転くらいでやると、5投目くらいに川の中でギラッ。アワセは1発で決めた。リールを巻くのも不自由なので、自分の方が魚へ歩いて行き、水中にネットを入れてランディング。22cmくらいのニジマスだ。たかがニジマス1匹とはいえ、ルアーで釣ったことに意義がある。さあ、2匹、3匹と上げていこうじゃないか
しかし
ネイティブとはいえ20cmちょいのニジマス1匹でDコンタクト1個殉職は痛すぎるだろ・・・
左から3番目が多分それ。嫁は結局尺寸前のものまで釣り上げた。もう教えることは何もないな
累計
アジ41
イサキ4
イシモチ7
オキメバル2
オショロコマ2
カサゴ35
シーバス3
シロギス2
ニジマス1
メバル4
ヤマメ4