さる3月23日深夜，灼眼のシャナIIIが最終回を迎えました．本当は終わってすぐ書きたかったんだけども，いろいろあって書けないでいた．長々と思いの丈をぶちまけても良かったんだけど，とある感想レスがすごく的を射ていたので，そのまま転用させていただく
400 名前：風の谷の名無しさん＠実況は実況板で 投稿日：2012/03/24(土) 02:47:59.37
三期は、JCにしては本当に面白かった
それだけに一期二期が悔やまれる
ラノベなのに完結まで行った、アニメ化されて終わったのが良い事
と皆が言うのも理解出来るし、実際その通りではあるが
一期二期がもうちょっとまともだったら、紛う事無き神アニメになっていた
JCにしては，というか「冬のJC」にしては，確かに殆ど手も加えないで映像化した．これは会社どうこうって言うよりPがアレなんだけど．でも俺は１がダメだったとは思わないな（２は確かにダメだったけど）．３が大して盛り上がらなかった理由ってのは２からあまりに時間を空けすぎたことと，間をOVAでやっちゃったからじゃないかな．原作読者からしてみれば１と３は十分視聴に耐える出来だったと思っている．惜しむらくは２のダメさがあまりに凄まじかったことと，原作大改変・大コケの部分を超重要なフィレスとヨーハンの話の前にやってしまったことで，大量の視聴者離れをしたことではないか．そこさえ普通にやっておけば２を最後まで見れた人が自分以外にもいっぱいいたはずだし，「２見てないから３も見ないわ」っていう人も生まなかったのでは？ともかく，あの近衛史菜ってやつは生み出されるべきキャラじゃなかったな．原作８巻の巻末にのいぢが描いた近衛史菜っぽいイラストがあるので，オリキャラとも言い切れないのだが･･･
３の構成については，祭礼の蛇の話を誰も見てないうちにやっちゃってたから，大半の人が「あれ？UGなんでロン毛に？」って思ったはず．ここがちょっとまずかった．４話くらいまでしつこいほどに説明入れてたけど．12/24にめでたくシャナとくっつきそうになったけど，サブラクが余計なことして，UGが炎のダークサイドに堕ちたくらいに思っておいて下さい
そんでまあシャナを拉致ったり，逃げられたり，ケンカしたりしながら，演説２つでフレイムヘイズを壊滅っと．このへん文句ある人は多かろう．大丈夫，原作で出た時も「これってどーなの」っていう空気で満たされたから．文章で読むと説明臭いから若干わかりやすくはあるんだけど．そして急にキアラとか出てきて，シャナ（ら）を取り逃がしてしまった．一方大地の四神はたった１話で仲間になるという早送り展開．ここに話数使うと確実に尺がなくなるとはいえ，アレはどうにかならんかったのか・・・？そしてラストバトルに遷移したわけだが，どうしてUGが急にクッソ弱くなったかわかりづらいよね．ヨーハンが抜けたから感知能力がなくなって，教授が討滅されたので竜尾が使えなくなったんだけどその辺アニメだと凄くわかりにくい（笑）．何度も書くが原作だと説明くさいのでわかるよ！んでシャナが改変（破壊ではないのがポイント）の術式をまとった渾身のストレートでザナドゥに「人を食っちゃダメ」ルールを追加して，紅世の徒はだいたいそっちへ移住することを選び，まあカムシンが死んだりしながら，最後はもうシャナとUGで意地の張り合い，要するに夫婦ゲンカする最終話へ．もうヨーハンも蛇も失ったUGの体はボロボロだったし，バトルのあるライトノベルでは最後に主人公とヒロインがベロチューしないといけないと決まっているため，最後はUGが折れてベロちゅーして１期の曲や最終回専用曲（８月の川田まみのアルバムに入るよ）が流れて終わり．エンゲージリンクはヨーハンが零時迷子を喪失して永遠の命じゃなくなったからってフィレスがともに消滅することを選んだ（子供っぽいのは生まれたけど）のに対し，この２人は全ての能力出しきるレベルのケンカしたけど結局両界のいいとこ取りみたいな世界を自分らで作って，そこに駆け落ちして今でも幸せですみたいな，そういう対比を高橋弥七郎はしたかったんだと思う．うん，俺にはわかったよ！俺には！ついでにリャナンシーの自在式もベロちゅーが発動条件だったらしく，UGがトーチから一個体に戻れて，２人で，と言うか生きてるフレイムヘイズほぼ全員連れてザナドゥいってって感じ．こう書くとわかりやすいんだけどなあ・・・ちなみに６０話以上かけてようやくシュドナイを討滅したマージョリーさんは啓作と暮らすために現世に残っておられる．こっちのほうがよっぽどラノベのヒロインっぽい終わり方だと思うよ！
最後に平井さん，戻れてよかったですね．CV（浅野だったはず）なかったけど
477 名前：風の谷の名無しさん＠実況は実況板で 投稿日：2012/03/24(土) 03:28:32.04
まあ、終わってしまって『哀しい』と思える作品に出会えたということは
幸せなことだよな
ましてや7年越しのアニメ作品としてその経験ができるというのは
本当に稀なことです
アレだけ大きく広げた風呂敷をたたんだこと，それ自体が良かったことでね・・・
これを機に一気に原作読んでみようと思ったあなた，おやめになって下さい．俺のこのJ.C.STAFFの描く炎のCGみたいに溢れだす思いは，１０年弱かけて付き合ったからこそ生まれたものです．一気に読んでしまうと感慨もクソもありません．いっそのこと，年に２冊ペースで読むことをおすすめします．２０２２年頃また語り合いましょう
兎にも角にも，終わってよかった！世の中には２０冊以上出ていながら未だに風呂敷が広がり続けており，１桁台の巻にメインで出ていたキャラは置き去りもしくは伏線要因にされるというのも珍しくありませんので・・・
