この街を 躍らせろ
小野 伸二
さあ共に 戦おう
小野 伸二
小野伸二Wikipediaレビューのコーナー
中盤の攻撃的な位置から攻撃を組み立てるゲームメーカー・チャンスメーカーである。
本当だった。前を向いてボールを持ったら確実にチャンスになった。しかもZ監督がサイドなんかで起用するもんだからマークはむしろ剥がれやすくなってて、自由に蹴ることができる場面も多かった。ただ、右サイドの小山内まで一発で通す場面は1度しかなかったように思える。これは起用の問題か?
ボールコントロールの正確さから、「ボールと会話できる選手」と呼ばれる。
トラップして相手より自分の近くにコントロールすることができる。その精度は95%以上ありそう。会話できるかどうかは知らない。
右足、左足の両方の精度が高く、繊細なボールタッチを持ち、主にダイレクトプレーで、テンポよくゲームをコントロールする。
確かにダイレクトで裏に通す場面、楔を入れる場面が多かった。ダイレクトで出さないと、動きを止め、動き直すことがない札幌のFW陣にはうってつけの存在である。早すぎるか、静止かというチームに、リズムを生み出した。
あたかも上空からピッチ全体を俯瞰しているかのような広い視野を持ち、「ベルベット・パス」等と評されるパスで多くのアシストを記録している。
まだアシストがない。これは黙って待っていればいつかは生まれるものと思われるが、ピッチ全体の選手が「パスを待っている」状態じゃなければ、広い視野が無駄になる。小野はどこにでも出せるという意識でいないと。
かつては中盤の激しいプレスを求められる現代サッカーにおいて、目立った運動量や献身的な動きが少ないことが最大のネックとされていた。そのため、持久力が無いと思われがちだが2010年から所属する清水エスパルスや過去の代表合宿でのインターバル走では常にトップ3以内にいる。
数値はどうなのかわからないが、昨日の宮澤や全盛期の芳賀のような目覚ましい献身性があるという感じではない。さすがに35歳であるから、そこは分業していくことが必要ではないか。それならなおさら、宮澤や上里がカバーリングしやすいような、センターのポジションが適切だと思う。
清水移籍後は運動量や守備にも磨きがかかり、攻守に貢献するようになった。
守備はどうだろう(笑)
一発本気タックルを見せはしたが、荒野のように一瞬で間合いを詰めて奪い返せるわけじゃないし、コースの切り方やゾーンの埋め方がやはり攻撃専門の選手だなと思った。札幌での起用法はそれでもいいんじゃないかな。「あの小野伸二さんに頑張らせるわけにはいかない」とばかりに、フリーランやサポートの意識が大幅に改善されたのも、いい意味で小野が特別視されている効果が出た結果なわけだし。
走るスピード自体もファン感謝デー等で見せているように俊足である。
速いかな?内村・上原には劣るかな?上里よりは速いくらいかな?
総括
共に戦うし踊るよ俺は