菅野孝憲
リーグ戦 27試合 2354分
ルヴァン杯 1試合 90分
「中央にいる味方のポジショニングが気が利かない状態で、タッチラインとセンターラインを繋いだ位置にいる味方に浮き球で通した回数」という指標があれば多分トップ。それも、35歳を過ぎたここ3シーズンでの成長というのが凄い。菅野がいないリーグ戦はわずか2勝である(しかもどっちも相手が降格している)ことからして、その価値は絶大。人間離れしたセービングも健在で、非の打ち所がないGK。ここに金をかけてソンユンを復帰させるのは贅沢と言え、ならば菅野を引き抜こうとするチームは必ず存在するだろう。それくらいの存在。
大谷幸輝
リーグ戦 4試合 267分
ルヴァン杯 2試合 180分
2年連続、初出場した試合で痛恨のミスをかまして失点しているが、その後は無難にプレーして持ち直している。33歳という年齢を考えると、育成しようとは思わないが、バックアップとしてはずっといてほしい感じがする。本人がそれを受け入れるならば。
中野小次郎
リーグ戦 6試合 434分
ルヴァン杯 5試合 450分
持ち味は比類なきサイズとそれなりのキック精度(しかも左)なので、シュートの前の準備、パスの選択だけ伸ばせば、ビルドアップで左足の役もできるスーパーGKに化ける可能性を秘めている。それだけに、クソほど軽い味方の守備と、「自分が出るときは味方もだいたい控えで気が利かない」というシチュエーションは酷すぎるので、環境を変えるのが正解。
松原修平
第4GKの調達に移籍金を払ったのだとしたら、いくら下部組織出身の苦労人であったとしても引くが、さすがに「京都のミスであちらのGKが5人になったのでタダでくれた」と思いたい。讃岐・湘南・群馬などでプレーしたのを見た限りでは、J1では控えの領域を出ないキーパーだと思うが、本人のSNSやnoteに溢れ出てくるパーソナリティの良さがとても好き。