新しいダイアリー(5)

北海道コンサドーレ札幌と釣り

北海道コンサドーレ札幌2020シーズンまとめ 選手編

ポジションごとに出場時間順に並んでいます。

[凡例]

選手名

合計試合数 合計出場時間 合計得点
リーグ戦試合数 リーグ戦出場時間 リーグ戦得点
カップ戦試合数 カップ戦出場時間 カップ戦得点

GK

菅野 孝憲

29 2610 0
28 2,520 0
1 90 0

まず、このレベルのシュートストップを持ったGKを控えに回していてよくチームに残せたなと。ク・ソンユンなら届いていたというようなシュートもいくつかあったが、シーズン全体を振り返ってみると、あまりに点差負けが多く、10点くらい失点が減っていたとして、いったい勝ち点がいくら増えていただろうか?来期は早坂も石川も抜けて、札幌が生みレアルマドリードに肉薄した経験を持つベテラン(西大伍のこと)の獲得もなく、ジェイも大きな赤ちゃん(by宮澤)とあっては、チーム全体のリーダーとして引っ張る仕事まで任せないといけない。

中野 小次郎

5 450 0
5 450 0
0 0 0

2m超の長身の割に低いシュートにもまあまあ強く、ここからさらに経験を得て伸びるとすると楽しみでしょうがない。フィードは既にJ1中位以上のものを感じたが、学生だからこそできる思い切りだった感もあり、徐々にプロの壁(というか、札幌FPの嫌がらせ)にぶつかることになるのは間違いない。そこに、北九州と新潟で1年J2のレギュラーを経験している大谷を獲得してフォローを入れたのは、中野にとってもチームにとっても大きいだろう。

ク ソンユン

2 180 0
1 90 0
1 90 0

J1昇格・残留・J1の4位という多大な功績を残したGKを、徴兵という前時代的な方法で軍を組織する国に生まれたせいで、どうにもならない事情が生まれて帰国させざるを得ず、移籍金もほとんど取れない。改めて、韓国の選手を取るということのリスクを考えさせられる(もうアジア枠もないし)。兵役に行くという報道をまだ見ていないので、いわゆる「尚武順番待ち」の状態になり、2022年末の復帰という青写真は早くも崩れかかっている。

カウィン

2 180 0
0 0 0
2 180 0

サイズはそこそこであったため、キックが売りなのかと思えば微妙、反応も微妙で、何より恐々とプレーしているのを見て、(タイとはいえ)ナショナルチームの、(第3とはいえ)ベルギーリーグに所属していたGKが、このレベルなのかと多少がっかりした。個人的にニコン使いであったことだけが有難かった。

阿波加 俊太

0 0 0
0 0 0
0 0 0

既に育成対象とは言えない年齢にさしかかっている。今年やったことはオムライス作ったことくらいではないか?2016年3月の京都戦を見た限り、カップ戦くらいは出られる能力があると思うのだが、このまま紅白戦用GKでキャリアを終えるのだろうか。

川上 隼

0 0 0
0 0 0
0 0 0

春に阿波加が怪我したため2種登録されるも、特に試合に絡むことなく、早々に大学進学が決定。化けて帰ってきますように。

DF

田中 駿汰

34 2706 2
31 2,436 2
3 270 0

何故このレベルの選手が4年生の後半まで他チーム内定しなかったのか?第2節で途中出場するとその能力の高さを見せ、しばらくはDF中央で起用。退場の後、ボランチにいったりしながら最終的に右のストッパーで固定される。この位置からのグラウンダーのパスの精度・アイデアは今まで札幌になかったものをもたらした。

福森 晃斗

32 2587 3
30 2,407 2
2 180 1

キックがずっと不調なままで、かと言って背後への弱さ、守備(というか、リスク全般への判断)の軽さは相変わらずであった。ペトロヴィッチによる今日も守備でまずいプレーをしたが次節も使う発言に奮起し、今まで見送っていたのが、ギャンブルスライディングしてかわされるようになった。アシストもゴールも倍増しなければチームに赤字をもたらしてしまう。

キム ミンテ

30 2197 1
27 1,927 1
3 270 0

いつも通り序盤は配球力重視で夢を追うペトロヴィッチに冷遇されたものの、自壊したゲームモデルを再構築するため中央にようやく舞い戻る。空中戦勝率1位にして、DFライン唯一の快足を活かした前9人の尻拭いをする姿は、木下遥さんだけでなく多数の札幌サポーターの涙を誘った。

進藤 亮佑

25 1712 0
21 1,491 0
4 221 0

田中は若干下駄を履かされていた感はあるものの、ビルドアップの能力、隙間をドリブルして持ち上がってしまう能力では明らかに遅れを取った。移籍会見で「自分はタイトルを目指すつもりでいたのに、チームがそうではなかった」というような主旨のコメントをしたが、そうなった原因の一端を自分が持っていたことを考えなかったのだろうか?「自分は度々抜かれるけど、そのカバーがいてくれるような戦術にしてくれなかった」とでも言いたいのだろうか?ポジションは異なるが金子や菅はこの戦術にさらされて大きく守備能力が成長している。自分もそうなろう、というのが真の意識の高さではないだろうか。
宮澤と高嶺をカウントしなければまともに試合出場したのはここまでの4人でDFは終わり。これで進藤と入れ替わる形で岡村を補強しただけとは如何に危機的状況かわかるだろう。

石川 直樹

3 19 0
3 19 0
0 0 0

19分の出場だが、貴重な左利きであること、過剰に前がかりになったチームにブレーキをかけられることを考えると、引退は1年早いのではないかと言わざるを得ない。身体が動かないならしょうがないが。

濱 大耀

0 0 0
0 0 0
0 0 0

試合に1分も出なかったのは今年が初めてではないか?たまにチラチラ映り込む練習動画やインスタグラムを見る限り、身体はかなり出来上がっているように見える。2年目の進藤のように飛躍の時が来るのか?ただ重くて硬いだけの筋肉なのか?

MF

駒井 善成

35 2606 5
33 2,504 4
2 102 1

カップ戦を含め5得点したが、(2トップの)FWに入ったときはパワー不足が否めない。特にサイドからのボールにファーサイドに飛び込んでゴールという形が想像もできない。本質的に後ろの方があっている選手だと思う。賢さを活かすならセントラルだし、献身性を活かすならサイドか。ただ、こういう確立していない起用法にもかかわらず、文句言わず100%出してくれることこそが一番ありがたいんだろう。

そろそろキャプテンなどどうだろうか?

菅 大輝

32 2448 2
29 2,223 2
3 225 0

昨年代表戦で見せたファーサイドに流れたクロスを拾って強烈ミドルを決める姿は、1度しか見られなかった。相変わらず走力を活かしたカバーリングで福森の分も守ってくれたが、新型コロナウイルスによる離脱後、ペトロヴィッチの逆足ブームによってベンチに固定されてしまった。という、まさに移籍せんばかりのシチュエーションだが、残ってくれるのだろうか。

宮澤 裕樹

34 2448 1
32 2,347 1
2 101 0

34試合に出場しているものの、前半で降ろされる試合も多くて、全体として薄く広く出たシーズンとなった。ゴールもたった1で不完全燃焼。ここから外に出ていくことはないと思うが、高3のときの逸話もあるし、突然サッカーやめますと言い出さないか心配する年齢になってきた。

ルーカス フェルナンデス

34 2441 2
31 2,302 2
3 139 0

ドリブル数1位にしてクロス数1位。左での起用も「絞った4バック相手で福森が考えなしに上がってこないなら」という条件付きではあるが一定の手応え。不安だった守備もサイドとしては120点。単年契約だったら残せなかったであろう。というか、複数年でも残せるのか?

荒野 拓馬

30 2277 5
28 2,097 5
2 180 0

ワントップでの起用あり、シャドーでの起用あり、名実ともに札幌の顔となったセントラルMF。人に付いて行ってしまって本当に危険なスペースを空けてしまうという弱点も、マンツーマンでは長所となる。セントラルとしては強く・速く・高いという特徴があるので、ボールを奪いきることができるし、30m運ぶことができる。そして、そのままフィニッシュに絡むこともできるようになったところで、どうでもいい試合で清水のラフプレーによって骨折と靭帯損傷を負ってしまった。来年の開幕はおろか、選手生命すら危うい事態に。

高嶺 朋樹

34 1895 0
30 1,638 0
4 257 0

ルヴァン杯第1節で見せた金崎とのファイトがフロックではないことをシーズン通して見せつけた。スピードが特徴の選手ではないと思っていたが、危機に駆け付けるときのスピードがすごい。1対2のカウンターまで止めてしまったのには驚かされた。マークが薄ければボールも運ぶことができる。反面、一度先のプレーを決めてしまうとやり直すことができず、引っ掛かりそうになっても無理に行って、結果失点までいってしまうことがいくつかあったのが気になる。相手をぶっ飛ばしている割にはイエローが少ないので、頭に血が上るタイプではないと思うのだが。

金子 拓郎

35 1704 5
31 1,504 4
4 200 1

1704分という出場時間ながらもサイド兼務の状態で5得点、ドリブル成功数リーグ3位(1位はルーカス)は立派。右シャドーはルーカスと使いたいゾーンがかぶってケンカするなど色々あったのち、左サイドを経て、最終的に右サイドで起用される。この川崎戦が大当たりで、やりづらそうにする場面はあったが最終節まで右サイドで起用された。無理やりサイドで使われた副産物として守備もまあまあできるようになってしまった。右足でもクロス上げてるし。若いって素敵だ。

チャナティップ

20 1425 1
18 1,268 1
2 157 0

左シャドーで今季も盤石と思われたが、ジャッジ基準の改悪によってバックチャージで倒される場面多数。チャナティップ対策のルールというわけではないだろうが、この変更の影響をもろに受ける形で、これまでFKを得ていた場面で被カウンター(しかもこの時たいてい福森は好きなところに漂っている)となってしまった。本人的にも経営的にもルールが変わる前にヨーロッパに行っておきたかったところ、2度の怪我でシーズン終了を待たずに帰国となってしまった。

白井 康介

30 1009 0
27 789 0
3 220 0

30試合出場は3年で最多だと思うが、出場時間は1000分ちょいであり、もともと3番手以降だったサイドでの序列も金子のスライドでさらに下がるかもしれないとあっては、控えの控えでも残ってあげるとはならないだろう。

深井 一希

21 1008 0
20 963 0
1 45 0

マンツーマンについて、前目がハマっていて自分のマークがハッキリしているときは持ち前の人への強さを生かして潰していけるものの、うまくいっていないときはポジションをジャンプする機動性が不足気味で、追いかける感じになってしまう。攻撃では早くも円熟味が出てきた。アナウンスはされなかったものの、膝のけがで中盤戦離脱。来年は2000分を目指そう。

早坂 良太

14 345 0
12 165 0
2 180 0

ゴール前に飛び込む前にパワーを使ってしまい、シュートが力なくなってしまうようになった。サイドに蓋をするだけの係はまだこなせると思うが、引退を決断。3ポジションこなせる有能バックアッパーとして活躍したこの14試合345分を誰がどう埋めるかが今オフ一番の問題だ。

中野 嘉大

9 263 0
6 138 0
3 125 0

大きく出番を減らした。ベンチに6人いるFPの中で唯一残されるというパターンが多く、リーグ戦はわずか6試合138分の出場に終わった。勝った方の横浜戦での活躍を見る限り、前目のスタートでフルコート鬼ごっこにはまあまあ向いているものだと思ったが・・・

檀崎 竜孔

3 60 0
1 10 0
2 50 0

ブリスベンロアーほどのチームが、たった60分の素材を見て、どうしてオファーをしてきたのかわからない。ルヴァン杯第1節で右サイドでスタメン出場したものの攻守に精彩を欠いてHTに交代、久しぶりに出たルヴァン杯第3節は自陣深くで無意味なドリブルをしてリスクを作っただけ、つまりアウェイ神戸戦だけ見て判断したんだろうか。そんなにすごいドリブルを見せたわけでもないよな。

藤村 怜

2 19 0
0 0 0
2 19 0

超過密日程で「使わざるを得ない」から「台頭してきた」に変化することを個人的に最も期待していたのだが、わずか2試合19分の出場に終わった。そろそろかな・・・と思っていたがまだチャンスが与えられる模様。練習試合ではFKも蹴っているしそっち方面で台頭できないか。

FW

アンデルソン ロペス

27 1608 10
24 1,439 9
3 169 1

帰国後2週間の隔離を経て、ほぼ全試合出場した。1608分しか出ていないのにチーム得点王。結果を残したいがためにどこで起用されても中央に寄ってきてしまうという悪癖も、ペトロヴィッチによりだいぶ矯正され、たまに守備で完全に相手のストッパーやサイドバックのマークをぼかしてしまうことはあれど、だいぶ高水準でタスクをこなすことができるようになっている。それでいて得点力は維持されているのが凄いところ。

ジェイ

24 1468 7
22 1,346 6
2 122 1

年を経て旨く(上手く)なる赤ワインと自称するが、どちらかというと守備意識が向上している。しかし不眠症になるなど波が大きかった。Jay will operate all season!! (曲げた上腕二頭筋

Mental toughness, taking care of myself and complete belief !!

If I get real chances like these in 2021 every week. You can expect double figures in goal return I promise!

という言葉俺は信じるぞ。

ドウグラス オリヴェイラ

29 1114 3
26 926 2
3 188 1

何と29試合も出ているんだね。体躯を生かした豪快なシュートに期待していたが、どちらかというとラストパスにセンスを感じる。チャンスを決められない場面も多いし、守備のタスクも今ではジェイの方が上では・・・?と思うので、完全移籍オファーはどうなんだろうと思う。

鈴木 武蔵

5 384 6
4 294 5
1 90 1

5試合6得点の万能ストライカーを失ったのは今年だけではなくここ10年見ても最も痛手。このまま5大リーグに移籍し、連対貢献金を札幌に入れることが最大の貢献となる。

小柏 剛

5 327 0
4 237 0
1 90 0

リーグ戦4試合のうち3試合がシャドー。残り1戦とカップ戦が右サイド。どこで考えているかわからない。ただスピードを生かし、守備でごまかしがある程度効くことを考えると、高さもないので右サイドで行ってもらいたい。

ウーゴ ヴィエイラ

3 45 0
3 45 0
0 0 0

コンディションがダメダメのダメであった。

それにしてもFW外人ばっかだな。入国に関してリスクもあるし、この編成はどうなんだろう。下手したら駒井中島の2トップとかになっちゃう。