新しいダイアリー(5)

北海道コンサドーレ札幌と釣り

日本一遅い2017シーズンコンサドーレの評価 ①勝ち点取得期待値によるチーム貢献度の評価

元々、2018年に選手が残るのか残らないのか、全て決まってから振り返ろうと思っていたため、去年中にはついに振り返ることかなわず、では契約に合わせて1/31までには書こうと思っていたが、これも皆既月食のせいで書けず、本日の開始となってしまった。

全3回を予定しているので、さすがに開幕戦には間に合いたいと思う。

勝ち点の期待値とは?

確率変数XiP=その試合で得た勝ち点×(その試合の出場時間/90)

例)第6節FC東京戦に75分出場したジュリーニョの期待値 3×75/90=2.5

34試合中1試合90分出場し、その1試合が勝利、残りの33試合に一切出場しなければ、普通通りE[X]=ΣXiPとして計算すると、期待値は3.0となる。

このままでは出場数によって評価がブレてしまう可能性があるため、積分値(要するに合計)によって評価する。

この数値により、コンサドーレが全試合で得た勝ち点43に対し、何点に寄与したか」を評価することが主目的である。

評価結果

以下が計算結果である。

No. 選手 出場 時間 得点 合計
25 ク ソンユン 33 2,907 0 42.3
10 宮澤 裕樹 30 2,596 2 42.1
24 福森 晃斗 33 2,929 3 41.9
6 兵藤 慎剛 32 2,674 2 36.2
9 都倉 賢 30 2,432 9 32.4
2 横山 知伸 26 2,257 2 32.2
26 早坂 良太 24 1,806 1 30.1
27 荒野 拓馬 27 2,035 0 24.5
32 石川 直樹 12 1,056 0 22.9
18 チャナティップ 16 1,301 0 22.4
48 ジェイ 14 966 10 19.1
15 菊地 直哉 16 1,327 0 18.1
38 菅 大輝 23 1,547 1 15.5
11 ヘイス 12 993 6 14.9
4 河合 竜二 20 1,050 0 12.7
20 キム ミンテ 16 1,275 0 12.5
35 進藤 亮佑 8 381 0 10.7
23 マセード 15 973 0 10.4
3 田中 雄大 6 511 0 7.9
22 金園 英学 15 626 0 6.6
7 ジュリーニ 10 600 2 4.0
8 深井 一希 5 342 0 3.7
17 稲本 潤一 6 113 0 3.6
44 小野 伸二 16 219 0 2.0
13 内村 圭宏 15 241 0 1.7
16 前 寛之 4 81 0 1.1
19 石井 謙伍 4 244 0 0.7
1 金山 隼樹 2 153 0 0.7
5 増川 隆洋 1 6 0 0.2
14 上原 慎也 4 5 0 0.0
21 阿波加 俊太 0 0 0 0.0
29 永坂 勇人 0 0 0 0.0
30 杉山 哲 0 0 0 0.0
39 櫻庭 立樹 0 0 0 0.0
40 藤村 怜 0 0 0 0.0
41 井川 空 0 0 0 0.0
42 佐藤 大樹 0 0 0 0.0

※小数第2位を四捨五入

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どうだろうか。とてもよく評価できているとは思わないか?

上位の具・宮澤・福森は順序こそ異説がありそうだが、数値的に僅差であり、「最も貢献した3人」と言って間違いはあるまい。

そこに新加入の兵藤が続き、同じく新加入の横山・早坂、昨季から強く貢献している都倉・荒野が準じる。シーズンを通して戦った押しも押されぬレギュラーだ。特に早坂は1800分チョイの出場でありながらこの値と、いない間はチームが苦しんでいたということを如実に示している。

途中加入でありながら石川・チャナティップ・ジェイがこの位置にいることは後半に猛チャージしてボトムズを引き離したことへの貢献と言える。

しかし、貢献の評価よりもっと恐ろしいのが、退団選手及び2種登録されながらトップ昇格できなかった選手にオレンジ、レンタルで他チームへ放出された選手にイエローで着色した図だ。

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見事に下を埋めてしまった。内村、よく残したな・・・