新しいダイアリー(5)

北海道コンサドーレ札幌と釣り

コンサドーレ札幌 2015シーズン評価まとめ

基本的に総合評価順に並ぶ

ポジションは納得がいかない部分もそのままに、チームの公式サイトに準ずる

GK

ク・ソンユン 33試合 6.285

安定感のある飛び出し、1試合1つ以上見せるスーパーセーブ。毎年のことではあるが、守備の半分はGK1人でやっていたと言っていいだろう。特に穴らしい穴もなく、年齢も若い。取られる残すの話はまずこの選手だろう。できれば残したい

金山 9試合 6

李と争い半分くらい試合に出ていた去年から一転、事実上「ポジションを失った」と言っていい状態に。身体能力的にあまり差がないが、守備範囲で大きく劣った印象がある。それでも、杉山と曵地で争っていたポジションが2年で随分マシになったものだ

DF

福森 39試合出場4得点 5.910

精度の高い左足という売りで来ただけあり、FKを決めたり、札幌で去年存在しなかったアーリークロスを出したり、序盤は大活躍した。しかし、中盤以降は積極性が陰り、CBに固定されてからはクロスを上げることも無くなった。そして、徐々にCBとして致命的なパワーの無さを露呈することに。まあ、予定通り川崎に帰るのだろうが、運動量と攻撃の才は捨てがたいものがある。どうせなら買っちまえと思うのだが。レンタル延長だけは勘弁願いたい

櫛引 38試合出場 5.770

38試合出場と五輪代表復帰は本人的に満足しているかもしれないが、時限爆弾とも言えるミス癖と、ライン統率力の低さはずっと変わっていない。逆に言うと、早いとこそこを埋めて、河合の後継者を目指すべきだ。J2レベルでもちょっと背が高いFWに競り勝てないのだから、活路はそこにあると思う

河合 30試合 5.983

スピードは年々落ちているが、中央をやった時の櫛引とのクオリティ差は未だに歴然。砂川がいない今、チーム唯一と言っていい味方を叱れる選手なので、どうしようもない若手選手たちをバニング大尉のようにガンガン殴っていって欲しい。いつ引退とも知れぬ体になったと見てて思うが、4バックになった時がその時なのかも

前貴之 17試合1得点 5.676

本職でないCBで出場させられ、案の定ダメだったのは同情を禁じえず、評価から除きたいが、そうするとほとんど出場がなくなるという困った子。でも俺は誰に何と言われようと前貴之をCBとは認めんぞ。早くボランチかサイドで大成するんだ。ソッチの方が得意だろう

パウロン 15試合 6.133

主観評価の平均はDFでダントツである。つまり、出れば活躍できるクオリティを持つ選手だが、出なさすぎだということ。出ない奴は戦力にカウントすべきでない。報道には退団と出ていないが、本当の「助っ人」と入れ替えてしかるべき選手だ

上原 13試合2得点 5.583

復帰後サイドのレギュラーを取りかけたが、如何せん怪我明けで、昨年からの見劣りは否めなかった。フリーランで3列目からDF裏へ飛び出せる数少ない選手で、去年は離脱後にその存在の大きさに気づいたものだったのだが、今年はあまりそういうシーンもなく。とはいえ、来年4バックならレギュラーにすぐ戻れるだろうし、引き合いがないなら残るのもわかるかな

永坂 2試合 6.5

大逆転残留と言って良いだろう。奈良を失ってなお頭数は揃っているDF陣にして、試合に絡めず、かといってレンタルで修行に出ることもかなわず。天皇杯で豊田を完封したこと、リーグ戦デビューで完封勝利したことが効いたか。高さは日本人No.1だけに、来年は大化けしてほしいものだ

MF

宮澤 39試合5得点 5.987

「今日中盤にいたのは宮澤だけだった」が何試合あったことか。ドームMVPだの、肉1年分だのなんかで足りるかよ。さっさと小野並の年俸を用意するべき選手だ。稲本・上里・深井と、それぞれに不安のある相方を補ってなお得点までしてみせる活躍。石崎の残した数少ない資産が「ボランチ宮澤裕樹」だよ。もうFWは忘れろ

堀米 36試合1得点 5.714

今年大成長を遂げた。クロスの質とフィジカルの増強、サイドでの相手との駆け引きが2年前とはぜんぜん違う。無理な背負い込みから奪われてカウンターさえなくなれば・・・(実際それで勝点5・6点は落としている)

稲本 31試合 5.855

序盤はさすが元代表という活躍。6月以降調子を落とし、ポジションを失い、チームはそれに連動した。昨年末から稲本にすがっていたチームが、やはり稲本に左右されたというだけのことだが・・・来年は終盤に出るクローザー的な使い方をしていくのかな

荒野 31試合2得点 5.683

前線で消えるところ、得点を拒むところ、負け試合後のサポーターへの態度(←これはメンタルの強さかもしれない)、悪いところが前に出てしまう事が多いが、戦力外になった古田・神田と比較し、やはり「丈夫」で「走れる(有効か無効かは置いといて)」のはプロに必要な最低限の才能なんだなと実感した。グルテンフリーは今すぐやめろ。それすらできなくなるぞ

上里 27試合 5.522

27試合と聞くとよく出ているように思えるが、出場は1111分間。徳島から帰還後のスーパー上里は、もういないのだ。ここにいるのは2010年ボランチレギュラー上里だ。もう一度外に出して覚醒を待つような年でもない。もう、つきあっていくしかないのだな

古田 22試合1得点 5.714

「怪我しないのも才能」という言葉を如実に表した選手。加えて、オフのたびに海外行きたい海外行きたいと、オファーもないからキャンプ休ませて練習に売り込ませて、手塩にかけた結果がこれとは、泣けてくる

小野 17試合2得点 6.156

たった17試合に終わったが濃密な17試合だった。脳筋攻撃だったチームに「得点するための工夫」という発想を与えた。しかしながら、それができる選手が他に育ったわけでもないので、このまま札幌に骨を埋めてもらおうか!

深井 15試合 5.733

こちらは言葉通り「たった15試合」と言っていいだろう。それもたった709分と。「怪我しないのも才能」という基準においては、来年とてもヤバい。まず、怪我しない競り方を会得しなければ

石井 14試合1得点 5.885

終盤に試合出場を重ねたので印象は強いと思われるが、実は26節までに3試合しか出ていないため、「当確」だと思っていた。終盤にかけて調子を上げたからなのか、家族があるからなのかはわからないが、チームにとって使いやすい選手なのは何となくわかる。それも「才能」なのか

ニウド 13試合 5.692

パワーも運動量も持っているが、ボールを3秒で失ってばかりじゃ助っ人にカウントできるわけがない。下手すぎる。下手でも必死に走ってるから、っていうのは高卒2年目までの日本人選手にだけ送るべき言葉だ

前寛之 13試合2得点 5.667

頑丈で負けん気が強いのも「才能」だ。しかし、試合に入ると周りが一切見えなくなるのは、今年までしか許されないぞ

中原 11試合 5.545

去年の終盤に、自分の拒点力でチームをPOから遠ざけたことから何を学んだのか。Jユースカップ決勝で、一生分のゴールを決めきったのでもいうのか。半分より前にいる選手なのだから、いい加減に決めないといかん。足りない技術を磨くか、その技術でも決められる位置に走りこむかだ

菊岡 8試合 5.5

小柄でもスピードがあるわけでなく、駆け引きで何とかするタイプに見え、ガチガチのJ2ではちょっと合わないんじゃないかと思う

神田 7試合 5.5

良いプレーよりも、7月の横浜戦で、途中出場にもかかわらず10分でバテて小野にプレスに行かせたのは強烈な記憶に残る。広大なスペースに置いたコーンの周りをドリブルするのには長けているのだろう。大らかに攻撃させてくれるチームを探すべきだ

イルファン 6試合 6

トップスピードはチーム1かも知れないが、守備の軽さもチーム1かも知れない。ともかく、他所のチームが使い所に困っているアジア提携国枠を、このクオリティの選手で埋められるなら十分だ。営業的にも

FW

都倉 34試合13得点 5.868

憎し!グルテンフリー!変な本を読んで変な食事を始めてから無得点生活に突入したのは明らかで、さらには怪我まで。そして怪我明けのスリムな身体!自分の力が何なのか全く把握していないのか、着たい服でもあるのか。グルテンを取り戻せ!

内村 35試合7得点 5.875

決めたゴールの数は少ないが、記憶にはよく残っており、何と言っても、勝ちなしを止めた2ゴールが印象に強い。アシストこそなかったが、去年よりは味方を使うようになり、「ドリブルで単独でつっかけてゴールラインまで到達してしまい何もできなくなって終了」が減った。それだけに終盤の怪我が痛い

ナザリト 24試合5得点 5.583

守備を放棄し、落下点に入らず、味方を使わず、PKを蹴りに行って外す。5得点はしたが、評価的にはマイナス得点レベルだ。ナザリトが松本のオファーを受け、こっちにオビナだったらとつい思う

前田 8試合 5.438

気分屋は最後まで気分屋で、天皇杯で学生相手にドリブル遊びの末、鳥栖相手にPKを外し札幌での命運が尽きた。そもそも体力がなさすぎてスタメンにはしにくいし、勝っている時も負けている時も出しにくい。走る前俊は前俊でないのかもしれないが、走らない選手は戦力でないのだ