新しいダイアリー(5)

もうふざけたことしか言えない

4選手の退団に寄せて

内山裕貴

トップに入ってからはアマ相手の天皇杯でしか見たことがない。高3の時にユースを3試合ほど見た感想から言うと、本人の対人能力も高いが、その発揮は最終手段であり、その手前で止めさせるDFをしていたと思うのだが、天皇杯では単なるストッパーになっていた。本人のコメントからは次が決まっているともとれる。ともかく試合経験を得られるクラブへ移籍して、数年後に頭を下げて取り返しに行かせてもらいたい。

神田夢実

新人でありながら開幕戦で先発したときはどんなすごい選手になるだろうと期待した。しかし結局4試合の出場にとどまると、翌年レンタル先のJ3でも地位を築くことはできず。帰還後も、途中出場ながらバテて小野にプレスに行かせるなど、ユース時代に見せたドリブル突破が影をひそめる割には、運動量のなさばかりが目立つ選手になってしまった。同じ小兵であっても運動量と献身性は計算できる堀米と、その点差がついた印象がある。まだ若いので、数年後に頭を下げて取り返しに行かせてもらいたい。

工藤光輝

大学時代に全国大会で得点王になるなど、どんなすごい選手なんだろうと期待したが、札幌で見た姿はボールがもらえないので下がって受けてドリブルして引っかかるだけであった(これは財前元監督の責任でもある)。J3でも試合出場は少なく、持ち味とは言えないミドルシュートを1本決めただけであり、おまけにシーズンを棒に振るレベルの怪我をした。ともすれば引退もあり得る状況に思えるが、現役を続けることで、いつか老獪なストライカーに化けるかもしれない。J3でもいいからともかくサッカーを続けて、後悔させてほしい。

上里一将

今年は18試合に出場した。とだけ書くと優勝したチームを下支えしたようにも見えるが、基本的には稲本と深井の代替であり、出た試合ではボケたプレーを頻発していた

元々はリセットボタンを押した2004年に入った新人で最も使われた選手であり、オシム市原相手に天皇杯で得点するなど活躍。翌年には主力に抜擢され、ゴールに絡むプレーをするも怪我でシーズンアウト。その後は精度の高かった左足は影を潜め、時々決まるロングシュートだけの選手になっていった。特にキャプテンを解かれた2010年のシュート以外のプレーはカウンターをストールさせ、自陣中央で持ちすぎて取られ、たまに守備で当たりに行ったらイエロー、という感じであった。戦術眼のなさ、切り替えの遅さが持病になってしまったのが痛かった。

それでもFC東京→徳島を経た2013年の前半には、前年の勢いに乗って崩壊するしかなかった札幌の普通のチーム足らしめるほど活躍した。再びの怪我ののち、2010年の上里に戻ってしまった。

上里は今の能力ではJ1で間違いなく通用しないだろうし、2013年のは一時の奇跡みたいなものだと思う。すまないが札幌ではもう出番はない。年齢的にも希望のチームに移籍するには最後のチャンスだろう。個人的には、まだJ3に行くのは早いと思っている。