新しいダイアリー(5)

北海道コンサドーレ札幌と釣り

Android用アプリケーション開発環境の構築メモ

来週の金曜日にスマートフォン化する予定なので,これを機に遊びで作るシステムのプラットフォームをスマートフォンにしようかなと

Android
アプリケーションのソースコードJava
リソース:XML
という形式になっているので,アプリ制作にはJavaの開発環境が必要(コンパイラさえあれば作るだけならできるけど,アプリの錬度が増すほど開発環境のアシストがあった方が楽).もちろん,JavaができたのはAndroidのだいぶ前なので,AndroidSDKも必要です.

1.Javaのインストール
プログラミングしたことがない人でも,もうJavaは入ってるよと言う人がいるかもしれません.しかしながら,9割方それは「Javaで作ったソフトを動かせるだけ」のJREだと思われます.開発にはJDKが必要.まずはそれをダウンロード.

http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html

こちらから最新のJDKがインストールできるようになってるはず.ここまでやればPC上で動かせる簡単なプログラム(1から10まで足すとか初歩的なヤツ)は書ける.

2.AndroidSDKのインストール
これがないとAndroidでモノが動きません(これだけでも動きません).

http://developer.android.com/index.html

こちらからSDKをダウンロード.最近インストーラができたけど,ファイルの置き場を自分のお決まりの位置にしたい場合はzipの方オススメ.インストーラを使用した場合でも,zipを解凍した場合でも,あとで"android-sdk-windows"フォルダの位置は使うので場所を意識しておく.ちなみに置き場でオススメなのは,HDDのパーティションを区切ってあるなら

D:\Android\android-sdk-windows\

とすると,Cドライブにあるシステム関係のソースを圧迫しないし,パスが短くてわかりやすい.C:\Program Files\に置いてもいいけどね.外付けHDDに保存するのは薦めない.HDD外したら当然動かなくなるし,持ち歩いて出先のPCで使えると言っても,Javaや開発環境がなかったら2度手間.
あと絶対にやっちゃいけないのが,日本語名のフォルダがパスの途中に入っていること.開発においては常識中の常識です.カタカナも当然ダメ.

次に環境変数Pathを追加する.マイコンピュータを右クリック→プロパティとかして「システムのプロパティ」を開き,「詳細設定」→「環境変数」と開いて「システム環境変数」内に「Path」っていうのがあるのを確認.Pathを選択して「編集」を押すと,「変数値」がもういくつか入力されていると思われる.これは絶対消しちゃダメです.セミコロンで区切って後ろにフルパスを追加するように.フルパスってのは"android-sdk-windows"フォルダの中の"tools"フォルダのパス.例えば

D:\Android\android-sdk-windows\tools (←自分の場合)とか
C:\Program Files\android-sdk-windows\tools (インストーラ使って変更なしなら多分ここ)のこと.

編集が終わったらOK連打でSDKが使用可能に.これが何の作業かというと,アプリケーションを実行するときにライブラリがどこにあるかいちいち記述しなくてもよくなる.というか自分はそういうのをいちいち記述したこともないので,「これをやらないと動かない」と認識してます.

3.eclipseのインストール
開発環境はeclipseを使用します.NetBeansという手もあるけどAndroidSDKに対応していない.ダウンロードはこちらから.

http://www.eclipse.org/downloads/

必要なのはJavaプラグインなので「Eclipse IDE for Java Developers」というヤツを,自分のOSのビット数に合わせて32と64を選んでダウンロード.展開して,中のeclipseフォルダを好きな位置に置きます.AndroidSDKと関係ない所に置いてよい.というかandroid-sdk-windowsフォルダの中に突っ込んだらむしろわけがわからなくなる.パーティションを区切ったのならDドライブの方がいいのはAndroidSDKをインストールしたときと同じ.
フォルダの設置が完了したらそのeclipseフォルダを開いて,デスクトップなりスタートなりにショートカット作っておく.いちいち開くのにこの階層まで来るのはめんどい.

4.eclipse用AndroidSDKプラグインのインストール
eclipseでAndroidSDKが使えるようになるプラグインを導入する.まずさっきインストールしたeclipseを起動.初回起動時はワークスペースの指定が要求される.既定値だと名前が無個性かつ位置も深いので,

D:\Android\workspace

とかにするといいんじゃないか(もちろん日本語はダメ).パーティションがないならCドライブで.チェックしてOKすると次回起動時もこの場所がワークスペースになる.
ここからはプラグインの導入作業.「ヘルプ」→「新規ソフトウェアのインストール」とするとウィザードが開く.「作業対象」は「追加」で

https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/

を入力.いろいろ名前が出てくるから全てチェックして次へ.プラグイン確認が出るのでさらに次へ.ライセンスへの同意はもちろん同意でFinish.インストール中に警告が出たらOKで継続.インストールが完了するとeclipseを再起動しますか?と言われるので再起動すれば完了.

5.登録とコンポーネントの追加
最後に,コンポーネントの追加をする.「ウィンドウ」→「設定」を開いてAndroidを選択.操作内容をGoogleに送信して開発に協力したい場合はチェックしてProceed.何か設定されてないよという警告が出てもOKで閉じる.「SDK Location」という欄にはAndroidSDKフォルダを入力.OKで閉じる.

←次にこのボタンを押す.
左側のボックスから「Available packages」を選択して,出てきたものを全てチェックし「Install selected」.全てを同意してインストール.これで環境の構築は全て終了した.




それでは試しにエミュレータを動かしてみる.上と同じボタンを押して,今度は「Virtual devices」を選択する.なにも出てこない(はず)なので新しく作る.「New..」をクリックして新しいエミュレータ作成ウィザードを開いて,以下の値を設定.
Name:エミュレータにつける名前.大抵は自分のスマホの名前でいいと思う.でも区別さえできれば何でもいい.「リーネちゃん」とかでもいい.
Target:想定するAndroidのバージョン.ゆくゆくは自機でテストするはずなので,自機のバージョンを選択.
SD CardのSize:そのままの意味.1024MBで問題なし.
Skin:画面サイズ.Built inは一般的に使われている規格から選べる.Resolutionはピクセル単位で指定できる.まあBuilt inでWVGA854でいいのでは.
Hardware:既定値を変更したい時にはする.最初は既定値でいい.
ここまで設定して「Create AVD」すると,さっきは真っ白だった欄に今作ったエミュレータが表示されるので,選択してStartし,特に何もチェックせずにLaunchすると・・・

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
(起動に時間かかるけど気にしない)

これで,Androidアプリケーション開発への第一歩が踏み出せた.